google-site-verification=KkHMGGnP-7jabwpq0AXpXVly_X_ncmahoyvfrWV--- 20s hiphop『LAZYMUNK』 | almighty

20s hiphop『LAZYMUNK』

Life is...

**LAZYMUNK(レイジーモンク)**は、日本のヒップホップ/ラップ・プロジェクトで、ラッパーの LazyWii とビートメイカーの BudaMunk によるコラボレーションユニット(アーティスト名義)です。(Manhattan Recordings)


  1. 🔥 経歴・背景
    1. 🎤 LazyWii(レイジーウィー)
    2. 🎧 BudaMunk(ブダ・モンク)
  2. 🎶 『LAZYMUNK』 — アルバム概要
    1. 📀 収録曲例
    2. 🎤 アルバムの特徴
  3. 🎤 活動・イベント
  4. ① LAZY STANCE
  5. ② CHANGE
  6. ③ G.O.T.W (feat. DIESON)
  7. ④ AUTOMATIC (feat. MuKuRo)
  8. ⑤ YO (feat. Kojoe)
  9. ⑥ SKITTLES
    1. ① “声とビートの重さの対比” を楽しむ
    2. ② 夜に合う
    3. ③ LA / 沖縄 / 日本地下 の三層が重なる
  10. ① キックの特徴
    1. ■ a. 「ドン」のアタックが柔らかい
    2. ■ b. 非対称の配置
  11. ② スネアの特徴
    1. ■ a. 位置は “ほぼ” 2拍目・4拍目
    2. ■ b. 音色は乾いてる(ドライで短い)
    3. ■ c. 2種類レイヤーが多い
  12. ③ ハイハットの構造
    1. ■ a. 8分 or 16分だが「均一じゃない」
    2. ■ b. 開きハットが非常に弱い(ほぼ環境音)
  13. ④ サンプル配置(Pitch / Chop)
    1. ■ a. ピッチ下げ(-3 〜 -7)
    2. ■ b. 細かいチョップ(短い切り刻み)
    3. ■ c. 隙間が多い
  14. ⑤ ベースの打ち方
    1. ■ a. キックに重ねるのではなく“避ける”
    2. ■ b. サイン波系より “丸いベースギター音色”
  15. ⑥ 全体グルーヴ:やや後ろ
    1. ✔ ビートは ブーンバップ 基調
    2. ✔ しかし グリッドからズレた“揺れ”を重視
    3. ✔ 音数は少ない(ミニマル)
    4. ✔ サンプルは暗めのピッチダウン
    5. ✔ 低音は“沈む”より“浮遊する”タイプ
    6. ✔ ボーカルが主役に聞こえるように低域を削る
    7. ✔「ズレてる」のではなく「溶けてる」
  16. ◆ 1. 拍の“前に出ない”=徹底したレイドバック型
    1. ✔ 常にビートの後ろに座る
    2. ✔「ズレてる」のではなく「溶けてる」
  17. ◆ 2. 一文字の“締め”が強い(語尾アタック)
    1. ✔ 語頭:柔らかい
    2. ✔ 語尾:急に硬く締める
  18. ◆ 3. “徐々にハメる”タイプのフロウ
    1. ✔ 小節前半:散らばる
    2. ✔ 小節後半:カチッとはめる
  19. ◆ 4. “歌でも喋りでもない領域”の声帯操作
    1. ✔ ほぼ一定の音程で喋る
    2. ✔ でも語尾だけ微妙に上げ下げする
    3. ✔ 倍音が豊か(鼻腔+喉の中間で響かせる)
  20. ◆ 5. スペースの使い方が上手い(余白で魅せる)
    1. ✔ ラインとラインの間に長い休符
    2. ✔ 必要以上に畳み掛けず、ゆっくり喋り続ける
  21. ◆ 6. 子音の抜き差しでリズムを作る
    1. ✔ 母音は長く伸ばしがち
    2. ✔ 子音は“消す or 目立たせる”
  22. ◆ 7. 具体的なスタイル近似
    1. ✔ Blu(LA)
    2. ✔ MED / Declaime(Oxnard)
    3. ✔ Earl Sweatshirt 初期
    4. ✔ Kojoe に近いが、LazyWii は“もっと空気”
  23. ① EQ:徹底的な“引き算EQ”
    1. ✔ 低域は「膨らませない」
    2. ✔ 中域は大胆に切り刻む(サンプルの濁りをコントロール)
    3. ✔ 高域は完全に丸める
    4. ✔ キック:軽めのアタック強調(ただし短い)
    5. ✔ スネア:コンプなし or 極弱
    6. ✔ サンプル:ほとんど無圧縮
  24. ③ 飽和(Saturation):SP-404 特有のザラつき
    1. ✔ SP-404(OG or SX)特有の質感
    2. ✔ サンプルは少しクリップさせる
  25. ④ ステレオ処理:ほぼ“狭い”
    1. ✔ ドラム → ほぼモノ
    2. ✔ サンプル → 左右に薄く散らす
  26. ⑤ リバーブ:極小 or ほぼ無し
    1. ✔ ほぼドライ
  27. ⑥ ビットクラッシュ(Lo-Fi加工)
    1. ✔ 低ビット化
    2. ✔ ハイ落ちのザクザク感
    3. ✔ サンプリング時点でフィルターをかけて録る
    4. ✔ 低域 → 出しすぎない
    5. ✔ 中域 → わざとスカスカ
    6. ✔ 高域 → ハット以外出さない
    7. ✔ ラップの帯域(1〜3kHz)を空けておく
  28. 1. BudaMunk のビート構造
    1. ● キック/スネア配置
    2. ● ドラムの質感
  29. 2. ミックス処理(EQ / Compression)
    1. ● EQ
    2. ● Compression
  30. 3. LazyWii のフロウ分析
    1. ● 拍に対する姿勢
    2. ● ライムの置き方
    3. ● 声色/発声
    4. ● 全体として
  31. 4. 2人の音楽がハマる理由(総括)
    1. ✔ (1) 低域の量感と声の位置が同じ世界観
    2. ✔ (2) ドラムの「わざと曖昧なタイミング」にフロウがフィット
    3. ✔ (3) ミックスが“空間の抜け”を残す

🔥 経歴・背景

🎤 LazyWii(レイジーウィー)

  • 日本のラッパーで、沖縄を拠点に活動するアーティスト。
  • Kojoe 主宰のレーベル/スタジオ J.Studio 098(沖縄支部) に所属。(Manhattan Recordings)
  • 個性的な声と巧みなフロウ(ラップのリズムと表現)が特徴で、LA(ロサンゼルス)のアンダーグラウンドヒップホップ・スタイルともミックスしたスタイルが評価されています。(スピンコースター)

🎧 BudaMunk(ブダ・モンク)

  • 長年日本のヒップホップ・アンダーグラウンドシーンで活躍してきた ビートメイカー/プロデューサー。(Manhattan Recordings)
  • MONJU、5lack などとも関連するビートメイクの経験があり、ヒップホップ制作の核となるビート構成を得意としています。(スピンコースター)

※出身地について
LazyWii は沖縄を拠点とすることが分かっていますが、具体的な出身地(市区町村などの詳細な出身地)は公式な公開情報では確認できませんでした(現時点)。BudaMunk についても具体的な故郷・出身地情報は公表されたプロフィールでは見つかっていません。


🎶 『LAZYMUNK』 — アルバム概要

📀 収録曲例

  1. LAZY STANCE
  2. CHANGE
  3. SATURDAY NITE
  4. G.O.T.W (feat. DIESON)
  5. HIGHSIDE
  6. AUTOMATIC (feat. MuKuRo)
  7. YO (feat. Kojoe)
  8. SKITTLES (スピンコースター)

🎤 アルバムの特徴

  • LazyWii の沖縄ルーツや LA アンダーグラウンドの要素が混ざった 個性的でドープなラップが中心。(スピンコースター)
  • BudaMunk の 重厚でエッジの効いたビートが作品全体を支え、リズムと音像に深みを加えています。(スピンコースター)
  • Kojoe、DIESON、MuKuRo といった同レーベルのアーティストが客演参加しており、シーンの仲間たちとのコラボ感も強い作りです。(スピンコースター)

🎤 活動・イベント

  • 2025年11月1日(土)には、東京・渋谷 clubasia にて『J.Studio 098 Presents “LAZYMUNK”』と題したリリースイベントも開催されました。LazyWii と BudaMunk がヘッドライナーとして出演しています。(clubasia.jp)

LAZYMUNK は、沖縄拠点の注目ラッパー LazyWii と、日本のヒップホップビートメイキングを支える BudaMunk という二人の個性が融合したプロジェクトです。アルバム『LAZYMUNK』は、ドープなトラックと巧みなラップ、そして豪華な客演陣によって、2025 年の日本ヒップホップシーンの注目作の一つとなっています。(Apple Music – Web Player)

🔥 LAZYMUNK 代表曲おすすめ & 聴きどころ解説

① LAZY STANCE

アルバムの導入として最高の自己紹介曲。

  • LazyWii の “肩の力の抜けた脱力フロウ” が一発で掴める。
  • BudaMunk の ローファイ × ブーンバップの混合ビートが、空気の「湿度」まで感じさせる。
  • リズムの取り方が独特で、あえて拍の裏を潰し気味に跳ねるのが魅力。
    → LA / 沖縄 / 日本の地下が全部ミックスされたような“粘り”が最高。

聴きどころ

  • フロウは一見スローだがアタックが鋭く、声の倍音がビートの低域に綺麗にハマる。
  • 「Lazy」= だらけた ではなく、“自分の速度で進むスタンス” を提示してる感じ。

② CHANGE

メロウ × 哀愁 のLAZYMUNKらしさ全開。

  • LazyWii のラップが最も“歌うように流れる曲”。
  • サビ部分の輪郭が曖昧なメロディが中毒性あり。
  • BudaMunkのチョップしたサンプルが隙間だらけで、逆に空間が深い。

聴きどころ

  • 小節の終わりに必ず“息を残す”ようなフロウ処理。
  • シンプルなビートなのに “気分が変わる瞬間” のムードを音像で作っている。

③ G.O.T.W (feat. DIESON)

アルバムでも一番ストリート色が濃い曲。

  • DIESON の低重心の声が LazyWii と対照的でめちゃハマる。
  • BudaMunk のビートは 90s West Coast の陰の部分を日本的に再解釈したようなムード。

聴きどころ

  • LazyWii の攻めず・煽らず・重く沈むラップがシリアスで格好いい。
  • 二人の声質が“夜”の空気を作る。

④ AUTOMATIC (feat. MuKuRo)

沖縄勢の連携が光る 1 曲。

  • MuKuRo が登場すると一気に“沖縄の湿度と土の匂い”が増す。
  • ビートはかなりシンプルなのに、二人のラップの抑揚が強くて聴き飽きない。

聴きどころ

  • LazyWii は音数の少ないビートのほうが本領を発揮するタイプ。
  • 言葉の“詰めすぎない間”が魅力。

⑤ YO (feat. Kojoe)

Kojoe 参加で最もハードな質感になる曲。

  • Kojoe のラップが入る瞬間に “床が揺れる” ような密度が生まれる。
  • LazyWii は Kojoe との絡みだといつもの脱力だけでなく、リズムの切れ味が増すのが面白い。

聴きどころ

  • 2MC の声質が全く違うのに見事に噛み合う。
  • Kojoe のヴォーカル処理(コンプレッションのかけ方)が BudaMunk のビートとズレない。

⑥ SKITTLES

アルバム締めのカラフル&ドリーミーな1曲。

  • サンプルの浮遊感が強く、ビート・アートとしての BudaMunk の美学が最も表れてる。
  • LazyWii のラップも柔らかく、アルバム全体の“夜→朝”を感じさせる締め。

聴きどころ

  • フロウの“余韻”を聴く曲。
  • 文脈を締める役割のあるトラックで、ストーリー性を感じる。

🌙 アルバム全体の聴くコツ

① “声とビートの重さの対比” を楽しむ

LazyWii の軽めで粘着質なフロウと
BudaMunk の暗くて重いビートが
対照的でありながらベストマッチ

② 夜に合う

  • BPM は全体的に遅め
  • 中域の音を削ったローファイ質感
  • 低音が広がらず“沈む”タイプ

→ 深夜・移動中・雨の夜の相性が抜群。

③ LA / 沖縄 / 日本地下 の三層が重なる

  • LazyWii → 沖縄拠点、LA的なラップの馴染み
  • BudaMunk → 東京地下ビートの象徴
  • 客演陣 → 沖縄 / 東京が混ざる

この “地理ミックス” が独特な色を作ってる。

🎧 BudaMunk のビート構造(LAZYMUNK期の傾向)

① キックの特徴

■ a. 「ドン」のアタックが柔らかい

  • キックは アタックが丸く、余韻が短い
  • 808 みたいに伸びない、SP-1200 的な短い低音。

→ LazyWii の丸めたフロウがしっかり抜けるように、下が“ぶわっと膨らまない”キックを使う。

■ b. 非対称の配置

基本はブーンバップの 1拍目&3拍目付近に落ちるけど、
そこから 半拍ズラす のが BudaMunk の個性。

例:

1 & 2 & 3 & 4 &
K    -   k   -

↑ 3拍目のキックを少しレイドバックさせる。

  • MIDI でグリッドに置いた感じではなく、手弾きで軽くズレている
  • これが「ビートが波打つ感じ」「飲み込まれるグルーヴ」になる。

② スネアの特徴

■ a. 位置は “ほぼ” 2拍目・4拍目

しかし **完全なジャストではなく、微妙に“後ろ”**にある。

→ ヒップホップでいう “ドラァグしたスネア”。

■ b. 音色は乾いてる(ドライで短い)

  • サンプルのスネアを使い、
  • リリース短め
  • トランジェントは強くない

→「パスッ」「チャッ」という質感。

LAZYMUNK のドープな空気は
この“湿度の低いスネア” がかなり作ってる。

■ c. 2種類レイヤーが多い

  • 高めの「パチッ」
  • 低めで少し太い「ドスッ」
    この二つを重ねて、“厚みはないのに芯が強い”スネアを作る。

③ ハイハットの構造

■ a. 8分 or 16分だが「均一じゃない」

  • ハイハットの長さ
  • ベロシティ
  • ズレ

これをすべてバラバラにする。

→ 「打ち込み感ゼロ」になるため、ハイハットは手癖で揺らす。

■ b. 開きハットが非常に弱い(ほぼ環境音)

  • ほんの少しだけ開いたハットが、
    サイドに広がる感じで入っている。

→ ミックスで“右か左に薄く漂う”感じ。


④ サンプル配置(Pitch / Chop)

これは BudaMunk の代名詞。

■ a. ピッチ下げ(-3 〜 -7)

特徴的な暗いムードは
サンプルのピッチをかなり下げて生まれる。

  • ボーカルっぽいコーラス
  • ジャズのピアノ
  • シンセパッド

などが 重く沈むトーンになる。

■ b. 細かいチョップ(短い切り刻み)

ただループするのではなく、
0.2〜0.4秒の短い音切片を組み直してメロディを作る

LAZYMUNKの “LAZY STANCE”“CHANGE” などは典型。

■ c. 隙間が多い

BudaMunk は“鳴ってない時間”を作る人。

  • サンプル
  • ピアノ
  • パーカッション

どれも「引き算」の作りで、余白で雰囲気が出る。


⑤ ベースの打ち方

■ a. キックに重ねるのではなく“避ける”

多くのビートメイカーは
キックとベースを同時に鳴らして重低音を出すが、

BudaMunk は キックとベースをズラす

例:

Kick →      Bass → パンッ(遅れて入る)

→ 重くならないから、言葉が沈まない。

■ b. サイン波系より “丸いベースギター音色”

  • サイン波 808 ではなく
  • サンプルのベースや、ベースギター質の音を使用

→ 太くないけど、温度が低い“地下感”が生まれる。


⑥ 全体グルーヴ:やや後ろ

BudaMunk の最強ポイントはこれ。

  • キック:少し後ろ
  • スネア:明らかに後ろ
  • 8分ハイハット:表のタイミングをわざと曖昧にする

→ 全体が“後ろに倒れていくグルーヴ”になる。

LazyWii の脱力フロウにドンピシャで合う理由。


🎛 LAZYMUNK のサウンドをまとめると…

✔ ビートは ブーンバップ 基調

✔ しかし グリッドからズレた“揺れ”を重視

✔ 音数は少ない(ミニマル)

✔ サンプルは暗めのピッチダウン

✔ 低音は“沈む”より“浮遊する”タイプ

✔ ボーカルが主役に聞こえるように低域を削る

LazyWii の個性に合わせた スペースの多いビート設計 が、BudaMunk のプロデュースの上手さでもある。

了解。
ここでは LazyWii のフロウ(Flow)を専門的に“構造から”分析するよ。
LAZYMUNK のアルバムでのスタイルを軸に、

→ 結果、**「酔ったように沈む」「気怠いのに芯がある」**という独特な感じが出る。

✔「ズレてる」のではなく「溶けてる」

BudaMunk のスネアが後ろに倒れているので、
LazyWii がさらに後ろで構えると
ビートとラップの“間の溝”が深くなる

→ これが LA underground、Oxnard系(MED / Blu / Dibiase)にも近い。


🎤 LazyWii のフロウ分析(LAZYMUNK期)

◆ 1. 拍の“前に出ない”=徹底したレイドバック型

LazyWii の最大の特徴はここ。

✔ 常にビートの後ろに座る

  • 2拍目・4拍目に対して 数ミリ遅れて入る
  • アタック(発声の最初)が丸く、遅れを強調

→ 結果、**「酔ったように沈む」「気怠いのに芯がある」**という独特な感じが出る。

✔「ズレてる」のではなく「溶けてる」

BudaMunk のスネアが後ろに倒れているので、
LazyWii がさらに後ろで構えると
ビートとラップの“間の溝”が深くなる

→ これが LA underground、Oxnard系(MED / Blu / Dibiase)にも近い。


◆ 2. 一文字の“締め”が強い(語尾アタック)

LazyWii は語尾の処理が特徴的。

✔ 語頭:柔らかい

✔ 語尾:急に硬く締める

例)
「—わ」
「—ん」
「—や」
の 最後の子音だけ鋭く置く

→ この技術で、脱力の中にも“押し出し感”が出てる。
→ 言葉がフワッと飛ばずに、ビートの谷間にしっかり落ちる。


◆ 3. “徐々にハメる”タイプのフロウ

LazyWii のフロウは、最初から一定テンポではない。

✔ 小節前半:散らばる

  • 拍を跨ぐ
  • 単語を切らない
  • 呼吸を長く使う

✔ 小節後半:カチッとはめる

  • 語尾を強く落とす
  • リズムを詰めていく
  • 小節4拍目に合わせて吸着する

→ “無造作 → 精密”へ収束する流れが中毒性の源。


◆ 4. “歌でも喋りでもない領域”の声帯操作

LazyWii は ピッチ操作が非常に独特

✔ ほぼ一定の音程で喋る

→ いわゆる monotone rap に近い。

✔ でも語尾だけ微妙に上げ下げする

→ この小さな抑揚で「ダルいのに美しい」に聞こえる。

✔ 倍音が豊か(鼻腔+喉の中間で響かせる)

→ ビートの低域を邪魔せず、混ざり方が良い。


◆ 5. スペースの使い方が上手い(余白で魅せる)

LazyWii は「詰めるラッパー」ではなく
“抜くラッパー”

✔ ラインとラインの間に長い休符

→ この“止まる間”が独特の重力を生む。

✔ 必要以上に畳み掛けず、ゆっくり喋り続ける

→ だからどんなビートでも沈むようにハマる。
→ この点が Kojoe との相性も良い要因。


◆ 6. 子音の抜き差しでリズムを作る

LazyWii の細かい技術。

✔ 母音は長く伸ばしがち

✔ 子音は“消す or 目立たせる”

この切り替えが巧い。

  • “s / k / t / r ”
  • “ん / る / わ ”

などを小節の“端”に置くことで、
言葉そのものがリズム楽器になる


◆ 7. 具体的なスタイル近似

LazyWii に最も近い系統は:

✔ Blu(LA)

レイドバック×淡々系。

✔ MED / Declaime(Oxnard)

拍に後ろ乗りで語尾の丸いタイプ。

✔ Earl Sweatshirt 初期

感情を抑えた湿度のある語り方。

✔ Kojoe に近いが、LazyWii は“もっと空気”

Kojoe は筋肉質
LazyWii は半分霧みたいな存在感。

ビートの隙間に“溶ける”のが最大の魅力。


🎤 LazyWii のフロウをひと言でまとめると?

「後ろ乗り・淡音・語尾締め・余白の魔術」

この4つの要素で
BudaMunk の沈むビートに完全に溶けるフロウを作っている。

これが LAZYMUNK の美学の核になってる。
ここでは BudaMunk × LazyWii の「LAZYMUNK」系ビートが“どういうミックス処理(EQ / 圧縮 / 空間 / 飽和)で作られているか” を、エンジニア視点で深掘りする。

これは一般的な日本のヒップホップではなく、
ローファイ × ブーンバップ × SP/MPC系 の“暗い質感”を作る特殊なミックス手法。


🎛 BudaMunk のビート:ミックス処理の特徴まとめ(LAZYMUNK期)

① EQ:徹底的な“引き算EQ”

BudaMunk は 足すより引くタイプ。

✔ 低域は「膨らませない」

  • 50〜80Hz
    → ほぼ削る or 軽くローシェルフで抑制
  • 100〜150Hz
    → キックが一番聞こえる帯域だけ残す
  • 200〜350Hz
    → ここを大胆に落として“こもり”を消す

→ これにより “沈む低音” ではなく “薄くて硬い低音” になる。
LazyWii の声が濁らない理由。

✔ 中域は大胆に切り刻む(サンプルの濁りをコントロール)

  • サンプルの 箱鳴り を落とすために
    500〜1.2kHz を結構削る。

→ これが “暗いのに抜ける” という独特の質感を作る。

✔ 高域は完全に丸める

  • 7kHz以上は軽く落としてザラザラのローファイ質感。
  • ハイハットが「シャッ」ではなく「ヒュッ」みたいな音になる。

→ 近年のトラップ/ブーンバップと真逆。


② コンプレッション(圧縮):“ほぼやらない”のがポイント

BudaMunk は 個別トラックへの強いコンプを避ける

✔ キック:軽めのアタック強調(ただし短い)

  • アタックを少し出すために弱いコンプ
  • でも“潰す”ことはしない → 余韻を残さない

✔ スネア:コンプなし or 極弱

→ スナップを出すために素材そのまま使う。

✔ サンプル:ほとんど無圧縮

→ ダイナミクスの揺れを残す。
→ だから**手触りが生々しく、古いレコードの“上下の揺れ”**が聞こえる。


③ 飽和(Saturation):SP-404 特有のザラつき

BudaMunk のミックスは、
実は EQ より **飽和(サチュレーション)**の比率が高い。

✔ SP-404(OG or SX)特有の質感

  • 小さな歪み
  • 高域の丸まり
  • アタックの潰れ
  • ローファイのザクザク感

→ 全体が「柔らかく壊れた質感」になる。

✔ サンプルは少しクリップさせる

波形が軽く潰れている。
意図的な ソフトクリッピング

→ “ジャリッ”とした質感はこれ。


④ ステレオ処理:ほぼ“狭い”

BudaMunk のビートは驚くほどステレオが狭い。

✔ ドラム → ほぼモノ

  • キック
  • スネア
  • ハット
    全部センター寄り。

→ LazyWii の声が前に出るため。

✔ サンプル → 左右に薄く散らす

  • ピアノの残響
  • コーラスの余韻
  • パーカッションの一部
    を 薄くステレオに広げる

→ こうすると、
**“ラップは中央、ビートは背景で揺れる”**構造になる。


⑤ リバーブ:極小 or ほぼ無し

LAZYMUNK の世界観を支えるのはこれ。

✔ ほぼドライ

→ 空間系はほんの少しだけ。

  • ハット
  • サンプルの後ろ
  • バッキングの隙間

に 極小ルームを混ぜる程度。

→ 「濡れた音」ではなく
**“乾燥した闇”**を作りたいタイプ。


⑥ ビットクラッシュ(Lo-Fi加工)

SP、MPC、404系の機材らしさ。

✔ 低ビット化

→ サンプルは12bit風のザラザラ感。

✔ ハイ落ちのザクザク感

→ SP-404 の“Vinyl Sim”系の質感。

✔ サンプリング時点でフィルターをかけて録る

BudaMunk は「録ってからEQ」ではなく
録る段階でハイ削り・ローカットする

→ ビート制作段階で“完成した音像”が出来上がる。


⑦ 全体ミックス:ラップのための“空間をあける”

BudaMunk のミックスは
ラップを“押し出す”というより
邪魔しないスペースを作る方向。

✔ 低域 → 出しすぎない

✔ 中域 → わざとスカスカ

✔ 高域 → ハット以外出さない

✔ ラップの帯域(1〜3kHz)を空けておく

だから LazyWii が淡々と喋るだけで
すっと前に出る


🎧 ミックスまとめ

BudaMunk のビートは、EQ で削って、コンプは弱く、飽和で味付けし、ステレオを狭めて、余白を作る。
その“余白 = LazyWii が溶け込む場所”。


◆ BudaMunk × LazyWii の音楽的特徴

1. BudaMunk のビート構造

● キック/スネア配置

  • キックは ワンポイント重心(1拍目・3拍目寄り) に置き、
    そこから ゴーストキックや弱い突っ込みを混ぜて “揺れ” を作る。
  • スネアは基本 裏拍(2拍目・4拍目) だが、
    ほんの少し遅らせたレイドバック、あるいは逆に少し前のめりの曲もある。
  • 結果として、
    「量子化しすぎない自然なズレ」=LO-FI/LA ビートのようなゆるいグルーヴが生まれる。

● ドラムの質感

  • サンプラー(SP-303/404、MPC系)の特徴である
    ざらっとした高域、丸い低域、短く切れた音像 が基盤。
  • スネアの残響が短く、乾いた質感。
    それがミニマルで中毒性のある “BudaMunkらしい” タイム感を作る。

2. ミックス処理(EQ / Compression)

● EQ

  • 低域(Kick):40–60Hz は控えめ、80–120Hz をやや持ち上げて“芯”を作る。
    → ローが重すぎず、BOOM-BAP の太さだけ残る。
  • 中域(サンプル):200–600Hz を薄く削って“モコり”を抑える。
    → サンプルの曇りを取りつつ、耳に残る中音は残す。
  • 高域は基本「切る」方向。
    → ローファイ感、ビンテージ感を作る。

● Compression

  • ドラムバスを軽く叩く(2–4dB 程度)。
    → アタックを生かし、音圧より“まとまり”を重視。
  • サンプルは 軽めのコンプ or ほぼ無圧縮
    → 元ネタの空気感・テープ感を損なわないため。
  • 全体として 音圧より質感優先

3. LazyWii のフロウ分析

※ LAZYWii / LAZYMUNK 名義に共通する特徴的フロウとして整理。

● 拍に対する姿勢

  • 「ドラムよりやや後ろ」に立つレイドバック型
    とくに母音を引っ張るタイミングが遅れ気味で、
    ビートとの“ずれ心地”が独特のトリップ感を生む。

● ライムの置き方

  • 末尾ライムよりも 文中の内部ライム(middle rhyme) が多い。
    → スムーズなフロウの原因。
  • 1小節内の語数は少なめで、
    スペース(間)を聴かせるタイプ

● 声色/発声

  • 力みを抑えた “脱力トーン”。
  • 故意に子音を弱め、“こもる感じ”で
    ビートの低域と混ざるような声を作っている。
  • これは BudaMunk のドラムと非常に相性が良い。

● 全体として

  • BudaMunk の揺れるビートに対し、
    LazyWii のフロウは「乗る」より「浮かぶ」感覚で、
    グルーヴ面で“空間系の相性”が非常に高い。

4. 2人の音楽がハマる理由(総括)

✔ (1) 低域の量感と声の位置が同じ世界観

  • BudaMunk の丸い低域
  • LazyWii の曇らせた声色
    → “低い位置に沈む音像”で統一される。

✔ (2) ドラムの「わざと曖昧なタイミング」にフロウがフィット

  • BudaMunk は強制的にキッチリ刻ませないビート
  • LazyWii は語尾を遅らせるフロウ
    → 2人とも 「揺れ」こそ気持ちよさの中心に据えている。

✔ (3) ミックスが“空間の抜け”を残す

  • ローファイな減高域処理
  • スネアの短い残響
  • LazyWii の発声の間
    → 音と音の“隙間”が音楽そのものになっている。

◆ 全体の印象

BudaMunk は「揺らすビートの建築家」。
LazyWii はその上を“漂う”ミニマル・フロウ。
ローファイ × 間(Space)で成立する独自の空気感が核。


是非、聴いてほしい1枚

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