google-site-verification=KkHMGGnP-7jabwpq0AXpXVly_X_ncmahoyvfrWV---M PRODIGY『H.N.I.C』ヒップホップ | almighty

hiphop『PRODIGY』

Life is...

Prodigy(プロディジー)とは

本名:Albert Johnson(アルバート・ジョンソン)
生年:1974年11月2日 – 2017年6月20日
出身地:アメリカ・ニューヨーク州 ヘンプステッド(Long Island)

ヒップホップデュオ Mobb Deep(モブ・ディープ) の一人として世界的な評価を受けたラッパー。
90年代NYハードコア・ヒップホップの中心的存在で、暗く重いサウンドとリアルなストリート描写で知られる。


アルバム『H.N.I.C』(2000)解説

H.N.I.C = Head Nigga In Charge(指揮官/リーダー)

アルバムの特徴

  • Prodigy 初の本格ソロアルバム
  • Mobb Deepのダークでミニマルな音像を引き継ぎつつ、より内省的で個人的なテーマが多い
  • HavocやThe Alchemistなどがプロデュースし、サウンドは重厚でクラシックNYスタイル

主な内容

  • ストリートの現実、裏社会、暴力、貧困
  • しかし同時に、Prodigy 個人の痛み、怒り、精神性、孤独などを深く掘り下げる
  • 彼が抱えていた**鎌状赤血球症(sickle cell)**による苦しみも背景にあり、作品全体に緊張感や悲壮感が漂う

代表曲

  • “Keep It Thoro”
  • “H.N.I.C”
  • “Y.B.E.”
  • “Three”

ニューヨーク・ハードコアの代表的クラシックとして今も高く評価されている。


Prodigy はどんな人間だったか

1. 非常に誠実でリアルを重視する人物

嘘や虚勢を嫌い、実際に経験したストリート、病気、トラウマをそのままラップに落とし込んだ。

2. 生涯病気と戦った「痛みを抱えた詩人」

  • 鎌状赤血球症は非常に激しい痛みを伴う
  • 発作が頻発し、ツアーや録音にも影響
  • その痛みが、彼のリリックに独特の悲壮感と怒りを加えている

3. アーティストとしてはストイック

  • リリックの書き方、声、フロウに強いこだわり
  • 自分のスタイルを崩さない職人気質

4. 裏社会の現実を描くが、精神性も深い

  • ストリートの暴力性を描きつつ
  • 宇宙、精神世界、陰謀論、哲学なども好み、後期は思想的な曲も増えた

5. 家族思いで仲間への loyalty(忠誠心)が強い

  • Havoc(Mobb Deepの相方)とは衝突しながらも深い絆
  • 子供や仲間を大切にしていたと言われている

了解です。
以下に 『H.N.I.C』全曲の内容解説(TRACK-BY-TRACK) と、Prodigy の生涯年表 をまとめて丁寧に説明します。


■ 『H.N.I.C』(2000)曲ごとの解説

※US盤オリジナルの20曲構成(Intro含む)


01. Bars & Hooks (Intro)

Mobb Deep の仲間 Bars & Hooks が登場し、アルバム全体のダークで重厚な世界観を提示するイントロ。
Prodigy が“リーダー=H.N.I.C”としての自信を示す。


02. Genesis

ソロ作の幕開け。
Prodigy が自分の人生・哲学・ストリートでの立場を語る自己紹介的楽曲。
「痛み・闇・現実」をテーマにしており、彼の世界観が凝縮された一曲。


03. Drive Thru

短いスキット。
日常の中のストリートの雰囲気を描き、次曲へのつなぎとして作用。


04. Young Black Entrepreneurs (Y.B.E.) ft. B.G.

“黒人の若い起業家=自力で未来を掴む者たち”がテーマ。
ストリートにありながらも、金を稼ぎ、地位を築こうとするリアリティのある内容。
南部のラッパー B.G. とのコラボで独自の熱量がある。


05. Keep It Thoro

アルバム最大のクラシック曲。
Prodigy の冷徹で威圧感あるフロウ、ミニマルなビートが特徴。
ストリートの生存戦略、生き残る覚悟、威厳を語る。
彼の代表曲と言ってよい。


06. Can’t Complain ft. B.G. & N.O.R.E.

仲間との連帯、金、成功などを軽めのノリで語る曲。
前後の曲が重いので、ここはバランスを取る役割もある。


07. Infamous Minded

Mobb Deep の“Infamous”ブランドを強調する曲。
自分たちのハードコアなスタイルを再宣言し、裏社会の心理を描く。


08. Wanna Be Thugs

“偽物のギャングスタ”を痛烈に批判する曲。
Prodigy のリアル志向がよく分かる。
経験していない者がストリートを語ることへの怒り。


09. Three

より内省的なトーン。
人生での“3”という象徴(成功・裏切り・死など)をキーワードにした暗喩的な曲。
Prodigy の文学的な側面が感じられる。


10. Delt With the Bullshit

人生の困難、裏切り、闘いを語る。
Prodigy が過去に受けた苦痛をストレートに吐き出すナンバー。


11. Trials Of Love

ストリートの中の恋愛/男女関係をリアルに描く。
暴力や裏切りが入り混じり、甘さは一切ない。


12. H.N.I.C

タイトル曲。
Prodigy が自身を“指揮官”と位置づける代表的な自己主張曲。
リーダーとしての誇りと、ストリートでの存在感を表現。


13. Be Cool

人生の危険・騒ぎに巻き込まれず「冷静でいろ」という警告。
NYの非情な現実を背景にしている。


14. Veteran’s Memorial

戦場のようなストリートで命を落とした友人・仲間たちを追悼する曲。
感情の深さ、痛みが強く出ている名曲。


15. Do It Man

自分の意思で動け、言い訳するな、というメッセージが中心。
自分との戦いの曲でもある。


16. Littles – Interlude

Mobb Deep 関連の仲間 Littles が語るインタールード。
チームの絆を表現。


17. Diamond

お金・贅沢・宝石などのライフスタイルを扱う曲。
しかし単なる贅沢自慢ではなく、貧困から抜け出す執念がある。


18. Gun Play ft. Big Noyd & Havoc

銃社会・暴力・抗争をリアルに描写。
Mobb Deep メンバーが揃い、グループの雰囲気に戻る強烈な曲。


19. You Can Never Feel My Pain

アルバムの核心と言える曲。
彼が抱えていた 鎌状赤血球症(sickle cell) の痛みを初めて深く語った。
「俺の痛みは誰にも理解できない」という静かな怒りと絶望が強烈。


20. H.N.I.C (Outro)

全体を締めくくるアウトロ。
Prodigy の世界観を最後にまとめ、余韻を残して終わる。


Prodigy(プロディジー)生涯年表


1974年

  • 11月2日、ニューヨーク州ヘンプステッドで生まれる
  • 音楽一家で育つ(母はThe Crystalsのメンバー)

1990〜1992年:ティーン時代

  • 高校で Havoc と出会う
  • 最初のグループ “Poetical Prophets” を経て Mobb Deep が始動

1993年

  • 1stアルバム 『Juvenile Hell』 発表(商業的には不発)

1995年

  • 2ndアルバム 『The Infamous』 で大ブレイク
  • 90年代NYハードコアの中心に躍り出る
  • Prodigy の冷たい声と具体的な描写が高評価

1996–1999年

  • 『Hell on Earth』 など名盤を連発
  • Prodigy はNYを代表するラッパーへ
  • 一方で、持病の鎌状赤血球症に苦しむ

2000年

  • 初のソロアルバム 『H.N.I.C』 をリリース
  • “Keep It Thoro” がヒットし、ソロアーティストとしても確立

2004–2006年

  • G-Unit と契約
  • Mobb Deep の活動が再び脚光を浴びる
  • New York・East Coastの象徴的人物となる

2007〜2010年

  • 武器所持の罪で服役(約3年)
  • 収監中に精神的に大きな変化があったと言われる

2011–2016年:後期活動

  • Mobb Deep としての活動を継続
  • ソロ作『H.N.I.C 2』『H.N.I.C 3』も発表
  • 書籍『My Infamous Life』を出版(半自伝)
  • 病気と闘いながらも精力的にライブ活動

2017年

  • 6月20日、ツアー中の発作(鎌状赤血球症)により死去(42歳)
  • その死はヒップホップ界に大きな衝撃を与えた

まとめ

『H.N.I.C』は Prodigy の人生・痛み・哲学を最も深く表現した作品であり、
彼の人格や病気、ストリートでの生き方を理解するうえで最も重要なアルバムです。
彼のキャリア全体を象徴する、重く、暗く、深い名盤です。


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